白い風船(IRAN95)

生きることは無駄と徒労に満ちていて,だから少し楽しい。ちとオバサン臭い少女ラジェと話す登場人物が自分の私的事情を延々陳述するわりに,なかなか行動に移さないのが何ともツボにハマる。キアロスタミ風味もさほど気にならん程度だし,風船売りの少年が妙に東アジア風なのが趣深い。でも,イランの年越しカウントダウンってこんなに明るい時間帯なんですかぁ(緯度はニホンとほぼ同じ)?