私の日本古代史〈上〉天皇とは何ものか―縄文から倭の五王まで (新潮選書)

私の日本古代史〈上〉天皇とは何ものか―縄文から倭の五王まで (新潮選書)

 

 折口信夫関東大震災の際、自警団に囲まれてから、朝鮮への思いを深めて、壱岐には行ったが対馬には行かなかったのが悔やまれるのだそうな。

大和飛鳥奈良平安の宮殿が南北軸なのに対して、桜井市纏向遺跡の遺跡は東西軸なのだそうな。

広開土王碑の卵から生まれる王の話は、朝鮮と日本の神話の違いとして面白い。

福岡の沖ノ島というのは、初めて知ったけど、なるほど地政学的に興味深い位置にあるのだな。

イネの文化は「天つ神」、栗・稗・麦・豆の畑作文化は「国つ神」の象徴なのだそうな。