すみだ川気まま絵図 (ちくま文庫)

もう何回目かはしらない。多分、初版の三省堂版は読んでいる。おおお、初代松本哉は物故していたのか。二代目はブログで知ってるし、この本の持ち味である細部への拘り方もまた、ブログの名物となっているのは云うまでもない。

しかし、現在、どうなっているか確かめに出かけても もう40年近い風雪が積み重なってしまっているのだ。

まだ、浮浪者には今ほど露骨なアパルトヘイトは執行されてはいない。

ほう、この頃にはもう浅草サンバカーニバルや韓国の派手派手ドレスなんざあったんかー。

ああ、桜橋が作られて山谷堀が埋め立てられ、東白鬚アパートが林立しようとする時代だった。

街歩きブログを先取りしていた、もはやクラシックスの奇書なり。