転換期の日本へ―「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か (NHK出版新書 423)

転換期の日本へ―「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か (NHK出版新書 423)

 

  オールドリベラリストが,様々なソースで切り込みます。やや,アングロサクソンとしての限界は感じるものの,蒙を啓かれたところをメモ。ヤルタポツダムがどーのとかいうバカウヨに対抗し,サンフランシスコ体制打破しかなかろーが! ☆★

・日中離間の背景に,「脱亜」の心情→選ばれた良きアングロサクソン倶楽部への提携と他のアジア人への軽蔑の融合

キッシンジャー曰く「中国人の哲学的な見解は世界一般に通用するが,日本のそれは伝統的に部族的」

・中国から見ると,太平洋への出入口が極めて限られており,まるで万里の長城の海洋版に見える←グーグルアースで確認した。ましてや朝鮮共和国においておや(*_*;

・ジャパン・ハンドラーにとって「もっとも理想的な日本人とは『無条件に『服従』する者であり,しかも『服従』は日本人側が進んで申し出るべきもの」→例えばゴキズミ,勿論アヘ

・米国が人権や市民的自由を制限して軍事化を進め,説明責任を放棄するようになったことは,日本の保守主義者たちが進めようとしている憲法改正へ向けた動きにも影響を与えている。

国連海洋法条約体制は「公海」という世界の公共財を劇的に縮小させた。オイシイ思いをしたのは日本で,世界第六位の領海保有国となった→日本が狭いクニだなんて言い草をほざく不勉強な奴を私は信用しません。しかも,米国様は海洋法を批准せずに圧倒的な排他的経済水域を保有してるという…。