そんなわけで、図版付編年体で分かりやすいこの本を読む。もはや子供のころに読んだ怪獣図鑑さながら。

エディアカラ生物群は何故かロシア産が多い。

三葉虫にはスタイリッシュなのも多いのだな。何しろ現在では1万種が報告されてるのだと。

そしてなんといってもハルキゲニアが奇妙過ぐる。

カンブリア紀の巨大なアノマロカリス、五つ目のオパビニア、虹色のマルレラ、魚ではないピカイア

オルドビス紀の上下二列のヒレのエーギロカシス、ツノの化け物フルカ、巨大なサソリのペンテコプテルス、ナメクジみたいなアサフス、トゲだらけのボエダスピス、巻貝の中に烏賊蛸が埋め込まれたようなカメロケラス。しかし、大量絶滅!

シルル紀王蟲のようなオッファルコス、ウミサソリが進化したミクソプテルス、巨大で見た目凶悪だが意外と穏健だったアクティラムス、初めて顎を持った魚クリマティウス

デボン紀のトゲだらけのミメタスター、スリッパのようなケファラスピス、甲冑w身にまとったボスリオレピス、交尾器クラスパーのあるミクロブラキリス、古生代最強のダンクルオステウス、臍の緒を持つマテルピスキス、複眼タワーのエルベノチレ、全身棘で三又矛を持つワリセロプス、現代アートのようなディクラヌルス、魚雷そのもののユーステノプテロン、首のある魚ディクターリク、最初の上陸両生類イクチオステガ。脊椎動物が君臨の下地をきずく。

大陸がパンゲアに統一され、森林に代わってシダ植物が繁茂する石炭紀ウツボのように獰猛なクラッシギリヌス、70㎝の巨大とんぼメガネウラ、2m超えのヒダヒダを持つアースロプレウラ。そして、ゴキブリやトカゲの先祖も現れた。

ペルム紀になると、最強の両生類エリオプス、全身が平たいディプロカウルス、羽のあるコエルロサウラヴス、いかにも力強そうなユノトサウルス、帆を持つ最強の肉食単弓類ディメトロドン、巨大な胴体に小さ過ぎる頭部のコティロリンクス、犬歯を持つ最強のイノストランケヴィア。しかし、ペルム紀末期、遂に生物の8割以上が絶滅するという大破局がやってきた。