異邦から/へのまなざし

異邦から/へのまなざし

 

第一部に収録されている絵や写真を見ると、僅か100~200年ほど前なのに、完全に「異邦」というか別の天体の生命体と風景である。「フジヤマ」「ゲイシャ」「サムライ」なる決まり文句の生まれた背景なのだ。

しかし、当時のニホンジンは成人男女でも4~5頭身なんだなあ。

第二部では、朝鮮や中国が日本の風俗習慣との近似を漂わせるのに対し、「満洲」「蒙古」「南洋」が圧倒的に異郷・エキゾチシズムを感じさせる。