- 作者: 豊下楢彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/11/17
- メディア: 文庫
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・尖閣諸島の領有権問題で「中立の立場」を採るという米国の「あいまい」戦略は,日中間に領土問題という絶えざる紛争の火種を残し,米軍のプレゼンスを正当化するという意味において,いわゆる「オフショアー・バランシング」戦略の一つの典型例であると言える。
・「ダレスの恫喝」の背景には,「北方領土」問題が解決すれば今度は沖縄の返還を求められるであろうという危惧と,日本とソ連との間に領土問題という紛争状態を継続させることが米国にとって多大のメリットがある,という判断があった。
・固有本土の解釈については,最下限沖縄,小笠原,樺太を捨て,千島は南半分を保有する程度とすること。
なんて辺りは読ませたけど,結局このヒトは権力のブレーンになりたいんだろーなあ。中国の主張が「不当極まりない」とか断言するのはなんなんだろう>少なくとも尖閣は沖縄のモノだとするなら,沖縄は日本のモノというのがその根本にあることに何の疑いもないのだろうか,この人は??