羅生門鼻芋粥

甚だルビ多く注も多い。

老年 大正の小説だけど江戸、明治っぽい。

ひょっとこ 酒はあかんなぁ。自重しよ。ホントか?

仙人 鼠を使った元時代の芝居。道師に出逢い富を得る。メデタし?

羅生門 死人の髪の毛抜く老婆 下人は何故悪を憎む心が燃えてきたのだろう? そして、それが逆に老婆から追い剥ぎしようという心情に至ったのか。

鼻 エロチックな話には成らず、鼻を茹でて縮小させると。

孤独地獄 酒食を恣にしている僧のアンニュイ! 自分もまた孤独地獄に苦しめられている、という芥川の述懐。

父 市電は始発の1時間割引運賃だった。ロンドン乞食なるあだ名は秀逸。

野呂松人形 僕たちの書いている小説も、いつかこの人形のように、という感想。フーン。

芋粥 世評名高いらしいコレ、さっぱり分からず。

手巾 新渡戸の武士道がどーたら。

煙草と悪魔 煙草は悪魔が園芸用に持ち込んだそうな。

煙管 前田のバカ殿

Mensura Zoili  価値測定器は主として芸術的価値を測定するんだって。

運 観音様へ願をかけるのも考え物。

尾形了斎覚え書 これはヨメナイ。

日光小品 世なれた人のやさしさを慕う、のだそうな。

大川の水 大川の水に撫愛される沿岸の町々は忘れ難い。芥川がボードレールに最も近づいた散文詩

葬儀記 ほう、漱石の葬儀は青山斎場だったのか。