日本滞在日記―1804‐1805 (岩波文庫)

レザーノフにはシェリホフという野心家の影がつきまとうのか。

オランダ人が云うには魚も羅紗もなめし革も日本人は必要としないのだと。

日本に対する敬意は、大砲を射たないことで証明されたはず、と云うレザーノフ。

そーだ、明治維新の年までアラスカはロシア領だったのだった。

アレクサンドル皇帝&レザーノフ肖像!がアイドルみたい。

日本側から運ばれた食料は、豚、エビ、白パンだったのだと。

日本人が礼儀正しいのは確からしいが、形式主義官僚主義、秘密主義はこの時代も同じ。

日本の役人の好物がコーヒーってのは意外。そして、オットセイの毛皮の帽子。

お歯黒嫌いのロシア人。ま、好きな人はあまりいまいが。

日本人の歌声は猫の呻き声に似ていた!

日露交渉に来た大名は遠山金四郎の父!

長崎の人々は全員私たちが拒絶されたことを残念に思っている。彼ら自身日本の法律が理解できないのだ。