ハンセン病の患者は人間ではなく生命そのものなのだと、北条民雄は書く。

明石海人の数奇な人生と短歌。癩は天刑である。

 「笹まくら」は随分と手の込んだ小説なのだなあ。読むことはたぶんもうないと思うが。

全体に短歌に偏った内容で、私にはよく分からない部分も多い。