聞いていて、こういう狭い、それも二ホン的空間に良くも悪くも調和する「どんちゃん騒ぎ」音楽だなあと、と思う。確かにジャズではあるんだけど、お座敷芸が拗らせ抽象化されて憂き世絵にまで逝っちまった感、です。

偶然見つけた音源で、ル・クワン・ニン?というベトナム系の人という以外はさっぱり不明。しかし、このパフォーマンスには震撼した。銅鑼のように、パイプオルガンのように、仏具のように、町工場の騒音のように、或いはデジタル音のように、変幻自在な擦れ合い!