さすがに、この本は60~70年代の写真が圧倒的に多くて、私は実感がさっぱりない>別の写真では見たことがあるがね。まあ、水と細民街と工場。これが全て。写真の隙間から土埃やら油の匂いやらが漂ってくるような感じがするのは、気のせいか??
初めて洲崎や門仲や白河を訪れたのはたぶん85年以降だから、うーん、都電とか貯木場とか船泊とかは判らんのだよ。
こんなかでは、やっぱ⑲がすげえなー。うねるような木材と小舟がたゆたってる! いやホント、見たことないのに懐かしい(・_・;)
佐賀の食糧ビル(旧ベニサンピット)とか、同潤会白河アパートとか、高橋いせ喜とか、猿江裏町アパートとかは何とか間に合ったのだった。といっても、当時撮ったフィルムなんて、今や私の網膜の中にしかないんだけど。
そして、圧巻は107の錦糸町風景。オリエンタルランド管理地ってのも生々しいが、公団住宅の方が、錦糸町駅前よりもずっと整備されるのに驚愕する。