紫外線の社会史――見えざる光が照らす日本 (岩波新書)
 

 かつては、くる病予防や結核治療のための紫外線というプラス面だけが、現在は、日焼け老化といったマイナス面だけが強調される。同様なのは、ラジウムもまた同じ。

家畜に紫外線注射、照射。肝油とビタミンD強化牛乳。

果てはヌーディズム! 日焼けイズビューティホーの時代。

僅か100年ほど前の世界で、かなりな時代の差異を感じさせるのに、こと人種と肌の色については、未だに偏見が根深い。

図12の裸の少女がゴーグル装着で太陽灯療法ってのも凄すぎだわ。