ある日の街歩き#90
まー、安定の書籍返還日。高円寺と大崎に行ってみたが、特に記すこともない。
新宿で降り、四谷まで歩くことにした。前世紀末くらいまでは、ここには小山みたいなのがあって、闇市の気配を濃厚に漂わせていたものだ。廃墟のような飲み屋と中華料理屋がひしめいていたが、這入ったことはない。日曜ともなると、競馬のラジオ実況が流れていた。そして、その奥に新宿昭和館があったのだった。この近くのジャズ喫茶にも何度か通ったものだ。何しろ、週に一度は新宿をうろつかなければならないという自分ルールみたいなものがあった20代前半の酒トルムウントドランクだったわけで…。
世界堂も随分と繁栄してるご様子。反対側の都立新宿高校も何やら進学校として自己顕示欲旺盛なご様子。
おお、そして模索舎が随分とオサレな外観になっていたのでござる。
しかし、その裏路地には、1Fのみが倉庫&工場?として使われているが、2Fはほぼ廃屋かもしれぬという物件。
まあ、ご立派な御苑の入り口。ここに忍び込んで夜中にメイクラヴする気も、桜を見る会やらにご招待される積りも一切ないので、どーでもよい。
四谷図書館で本を返す。何やら五輪関係のポスターやシールが多くて鬱陶しい。もうとっとと止めればえーのに!! 旧四谷区民センターだったころ、「山谷ーやられたらやり返せ」を見にいった記憶があるが。
旧サンミュージックの存在したビル。こうしてみると随分と貧弱だ。岡田さんの飛び降りからもう36年か。
そして、四谷三丁目から裏路地に這入ると、こんな地酒やの隣に、おっそろしく旧い家屋が存在。この辺はちょうど昼時だったので、お昼休みのオフィスから客が溢れている。そして、久々に、今やスリバチとして一世風靡しつつある荒木町へ逝ってみた。
階段の際には未だ朝顔が咲いているのだった。
津の守弁財天は昼休憩のオッサンたちばかり。
このスリバチの底には意外と瀟洒な個人宅も多い。
かと思えば、年数を経たアパートも多い。いったい、どんな人たちがこの鍋底に好んで住もうと思ったのか、興味深い。
それにしても、この石畳なんて、とんでもない風情ではなかろうかしらん?
荒木公園の裏側の金丸稲荷神社。キツネが可愛い。
まあ、この辺は四ツ谷駅まで飲食店が多いなあ、特に「しんみち通り」は大昔、何度か来たことはあるわ。
鈴伝も絶賛営業中。しかし、2Fの学習塾?は激しく違和感。