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ある日の街歩き＃57

駅前の駐輪場に自転車を停めたときに、貸出券を忘れたことに気づく。

うーん、今日は返却だけだな。

千代田図書館へ行くが、北風の強風。

半蔵門線に乗り、大井町線に乗り換えて、尾山台で降りた。駅は何やら東京都市大学の学生たちで賑わっている。尾山台図書館で返却。自由が丘に行き、例によって緑が丘図書館へ。居酒屋金田を発見。ふーん、資生堂パーラーなんてあるのか。昼近いので、それなりにプチブルさんたちがさんざめいている。そして、スーパー文化堂にて買い物。魚や肉はさほどでもないが、野菜や果物が安い。

引き続き大井町線で久々の戸越公園駅へ。商店街は意外と元気で、驚くべきことに、大崎高校の下に歩道＋自転車道が整備されている。

ヒトの気配がなくて、なかなかに怖い。で、トンネルを抜ければ戸越公園の裏に出た。

旧細川藩の別荘だったらしい由。20年ぶりくらいに、ゆたか図書館に這入る。

日本音楽高校の辺りは、随分と幼稚園や保育園も含めてオサレ空間なのだけど、

下神明駅に近づくにつれ、なんともスゴイ光景が見られる。

そして、鮫洲大山線！なる道路脇にも、

裏には井戸まであった。かつては大井町線の高架下には住宅兼店舗がひしめき合っていたのだが…。大井町駅に近づくにつれ、かつての店舗の名前だけが墓碑銘のようにプレートのみ並ぶ。

そして、立会道路なる暗渠の周囲には、僅かに飲食街が並び、駐車場や駐バイク場となっていて再開発を免れているのだった。かつて、大井武蔵野館や大井競馬場の帰りにフラフラしながら歩いていた界隈の僅かな残骸を見た。そして、阪急百貨店は関東最後の砦を死守していたのだった。