他人の顔 (新潮文庫)

他人の顔 (新潮文庫)

 

覆面は他人との関係を、素顔のとき以上に普遍的なものに高めてくれる。

能面のおこりは、頭蓋骨?

映画館は、金を払って、しばらく顔の交換をしに行く場所。

戦場ほど顔の相場が下落した時代はない。

純粋に自由を消費しようと思えば、性犯罪以外にないのだ。

だと。

安部公房って、抑圧された性欲と、大言壮語の英雄譚、そして小説中に数式や科学の法則を持ち込んだりの典型的中二病だわさ。