ある日の街歩き#77

7月末だというのに、涼しい。地下鉄早稲田で降りたら、ショボショボ雨が降ってやがる。鶴巻図書館で本を返し、早大通りを東へ。山吹高校を見ながら一直線だが、こんな感じの町工場/事務所が未だ現役。トラックも多い。

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そーいや、この通りの突き当りに牛込文化劇場なるピンク映画館があったのを思い出す。地蔵通り商店街は、うん、どーなんだろ? 頑張ってると言えなくもないが、付近にマルエツができちまったので、丸正は撤退? うーん。

石切橋を渡って。水道端図書館へ。ここは、所謂主婦向け物件が1Fに集中しているのだな>そんなことを知らない私は2Fに行って1Fに戻るのだった。

どーせなら、ということで、おそらくは40年ぶりくらいで、小日向へ上る。かつて現代思潮社があって、フーリエの「四運動の理論上下」をおそらくは石井恭二氏から手渡しで購入した記憶だけがある。もちろん、そんな牧歌的な記憶はともかく、もっと浮世離れしていた小日向だったんだが、ま、さほど異端な感じでもなかったんだわ。とはいえ、町の高低差はそれなりに凄く、至る所に階段が残り、かろうじて自治会なるものが機能しているのかどうかしらん?

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茗荷谷駅を反対側へ越え、あー、そうだ、ついこの前まで、大塚女子アパートメントハウスがあったのだよな。そして反対側には都バスの車庫が…。ま、どーでもいいか。

いつもは東側ばかり行ってるから、今回は教育の森公園に初めて這入る。入口のコイツラはなかなかポップでよろしい。

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ま、旧東京教育大学には興味ないのだが、ふーーん、筑波大東京Cだの筑波大付属小だのって残存してんだ。放送大学もちゃっかり寄生してやがんのか。密密なSCを横目に下っていくと、占春園なる随分と暗い武家庭園あり。カラスと蚊が多いけど、まー国立小学生にとっては情操教育かもな。俺は興味なし。

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北へ向かうと、ほどなく小石川植物園があるものの、現在は未だ閉館らすい。

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北西側の木戸の文字盤がカワイイ。

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文京十中の横を通って、千石の家々。花や野菜が。

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千石駅にたどり着くも、まだ12時過ぎ。久々に板橋区あたりまで行ってみるか。

なんとなく、志村坂上で降りてみる。ま、ここといえば一里塚。それよりも目立つ斎藤商会。健在みたいで良かった。

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凸版印刷のデカい工場を横目で見ながら、見次公園へと降りる。

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フツーにカモの親子がヒトを恐れず、近くに来る。

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少し行ったところに、かなり大きめのイオンを発見。規格外野菜(なす・トマト・ゴーヤ・パプリカ)というのが意外と安いので買い込み、100円偽ビールで咽喉を潤す。もう、リュックも重くなってきたので帰りますよ。

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上のはこの辺の商店街が健在であった頃のげた履きアパートかしら。