このテの類書は、何を言いたいのか分からなかったり、くどくど重要とも思えないことを延々説明したりというダメ本が多いのだが、これは稲垣氏の文章だけに非常に解りやすい良本。とりわけ、日本酒との比較はホントに素晴らしい。
で、まだ、執筆時にはチリワインの攻勢などなかったのだよなあ。
フィロキセラの発生が日本のワイン浸透を遅らせたことは間違いなさそう。
そして悪名高い蜂ブドー酒と赤玉ポートワイン。さらに戦中戦後の甘いドイツワイン。
ドンペリニョン蜂ベネディクト派の僧で、コルク栓を紹介した。
フランスでは、高価なワインなど軽蔑の対象なのかも?
ロゼは決して馬鹿にしたものでもなさげ。