これもまた、壮絶な屍体の描写から始まる。瀕死のヒロインはブラジャーをつけ着飾るのだ。
二人の京都帝国大学出身者を縦糸に、米軍中将や日系ペルー人を横糸に序盤は展開。
香港やシンガポールやヨハネスブルクやサンパウロが大戦後そんなに繁栄していたかどーかは解らん。
生きるのがタイヘンな世界での幸運の連続。
サクサク読めるとはとても言えない。途中でなぜか人格が2つに分かれるし。
ふつう、400頁が近くもなれば先を急いで読みたくなるものだろうが、この本に関しては一切そんな気分が起こらなかった。
ダメだこりゃ。以上終了。