旅行のモダニズム: 大正昭和前期の社会文化変動

旅行のモダニズム: 大正昭和前期の社会文化変動

 

 そう、確かに現代の旅行とは、宗教やムラ社会や労働や「家族」からの解放でなければならなかったハズだ。

ま、和辻・木下と亀井・保田の対比はそれなりに面白い。後者がウヨ丸出しで「客観視せずに拝め! 庶民に学べ!」とアジっている>まるで吉本みたいww 

柳田のいう、中央から放射状に広がる交通網により、地方間の交流が困難になってしまい、漂泊者・浮浪人が悪漢と同義語になってしまった、説は一聴に値する。

巻末の伝言板やらジンメルやらは筆者の落書きか? ナカニシヤは何でこんなん出させられたんやろ?