アイヌと縄文: もうひとつの日本の歴史 (ちくま新書)

アイヌと縄文: もうひとつの日本の歴史 (ちくま新書)

 

 刺激的な内容。メモをいくつか。

・イノシシ祭りは、日本列島全域で共有される縄文イデオロギーとなっていた

縄文人アイヌは人種の孤島である。エミシは少し異なる

・出アフリカ古層A型の孤立言語

・海民の縄文伝統→北九州〜南朝鮮との関わり

・渡来系の「ウンマ」の導入

・安倍比羅夫の続縄文人懐柔とエミシ、オホーツク人征圧→毛皮獲得

・擦文文化では死者を放置し竪穴住居ごと焼き払った

・川を西蝦夷地ではナイ、東蝦夷地ではペツと呼んだ

・ サハリン南端に、元(モンゴル)によって築かれた城は、アイヌに対抗するためのもの

・日ノ本、唐子、渡党のうち、渡党は中継交易民だった