「大正」を読み直す 〔幸徳・大杉・河上・津田、そして和辻・大川〕
- 作者: 子安宣邦
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2016/04/25
- メディア: 単行本
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・戦後日本の<民主主義>的国家・社会とは、「大逆事件」が「大逆事件」としてあり続けることを許している国家・社会である。
・「民本主義」論とは、国家とともに幸徳・大杉らのアナーキズムと「直接行動論」とを葬り去ることによって成立するものであった。
・『古事記』とは、これを<神話>だと思うものによってしか、あるいはこれを<日本神話>だと信じるものによってしか<神話>ではない。
なんて、辺りは面白かった。