女性画家たちの戦争 (平凡社新書)

女性画家たちの戦争 (平凡社新書)

 

 ・女性画家があまり描かなかったものは風景画と自画像なのだそうだ。

・祈る女性のイメージとは、男性兵士の崇高な戦いをあがめ感謝することによってしか支えられないという、主体的な労働や母としての日常的行為よりも更に無力さを強調するものであったという。うん、こんなんウヨアニメにも多いよなあ。

・「皆働之図」は男性画家の大構図のリアリズムの絵とは異なり、シュルレアリスムのコラージュ・モンタージュの絵となったのは皮肉だ。

・長谷川・桂・三岸の3人はそれぞれに人生も性格も絵も面白そうだ。機会があったら見てみたい。