日本人の文革認識: 歴史的転換をめぐる「翻身」

日本人の文革認識: 歴史的転換をめぐる「翻身」

 

 様々な年代の数奇な体験を読み流してると,何やら小説を読んでるような気になってくる。個人的には,造反有理だったハズの運動が終息し,いつのまにやら指導者は米帝やら日帝と手を組み,アンポを礼賛しクメール・ルージュを支援し…といった溜め息が出るような時代に高校生・大学生だったから,文革全否定みたいな全世界的論調にはトホホな気分だったわけだが…。筆者自体の文はマスター・ナラティヴだの翻身だのといった業界用語で飾られ,あげくチャート化でつまらなかった。★