筆者は文学部出身だが,司法試験を受けて弁護士になった人。やはり法律用語や定義は難しいが,変わって(改善されて)きたところ,にも関わらず課題が多いこと,は少しは理解できたかも。以下,( ..)φメモメモ ☆☆★

日本のDV防止法は,被害を受けた人が出て行くことを前提に構成されているので,自宅に安全に居続ける手段がない。

おかしな議論の根にあるのは,一定程度の暴行・脅迫で性交をきょうようすることはいわば「ふつう」であり,それを超えたときに初めて犯罪になるという考えだ。

「女性のみ」の構造は,しかし,女性への恩恵でも特権でもないが,実際には,女性には性交という形で性的自由を侵害されることを特別に保護する必要があるという考えを強めている。その後ろには,ようやく振り切ってきたはずの「貞操保護」の考えがある。このことは,実は女性を保護するふりをして,女性の性的自由を否定することである。

中高年男性の中には,実際にはセクハラと評価するしかない関係を本人はかたくなに,恋愛だと思い込んでいる事象があるという。