・ウルトラマンギンガ#1

宇宙人や怪獣を実体化するギンガスパークは販促商品だわなー。話はあまり陰惨な感じにはならず,ほのぼの系ですかね。合成獣はグロいけど,ブラックキングは正に用心棒属性だわね。視聴継続。

テレーズ・ラカン〈下〉 (岩波文庫)

テレーズ・ラカン〈下〉 (岩波文庫)

グッとミステリー色が強くなる下巻。カミーユに噛まれたローランの頸の傷が疼きだし,テレーズとの関係も抜き差しならぬ<ケダモノ>性に塗りつぶされる。ベッドの隙間にカミーユの亡霊が現れ,情慾の熱の中でヒヤリと触れる。多血症のローランが神経症になり,愛撫が他傷行為へと変わる一方,画家としての才能を芽生えさせるという皮肉。テレーズも,嫌悪していたカミーユを称賛したり,ローランのDVに快楽を覚えるたり,遂には売春に心の救済を求める…。そしてラスト,全てを知ったカミーユ母の見つめる中での心中の完成。自然主義作家のマニフェストというべきか。