粟国島に何でこんなにミュージシャンが?と一応まずツッコんどこう。歌謡(民謡)映画としてお気楽に見ようと思ってたが,どうにも大真面目な駈落ち+婚礼咄なので,どっと鼻白む(ラストシーンはおぞましくて正視に堪えなかった)。西田尚美は浮きまくってるし(←計算のうちだろうけど,沖縄の10代の新人でも使えばよかったものを…),村上淳(ウーアの元夫らしい)は終始一貫ウザさを体現しまくってるし,登川誠仁は予想以上に台詞が多くて見てる方が疲れる(棒読みならぬ棹読みとでも云えばいいのか?)。ケルト音楽やカリブ起源のハバネラを使うのもあざと過ぎるし,ユタ制度批判みたいなんもどこまで本気なのか? そんな中,嘉手苅林昌の存在感は凄くてここだけ少し感動(でも,妻役の大城美佐子とは実年齢16歳差なんだなぁ)。再現無声映画内の宇座里枝は美しかった。

こなた「おーーとキタ!,一般人からの蔑み攻撃がぁ!」パティ「これがついていけないオーラですね…」ひより「しょうがないっすよセンパイ,われわれはアウトローっすよ!」
ひよりの脳内妄想↓
ゆたか「ほ,ほんとにいいの,みなみちゃん…」みなみ「こんなこと,ゆたかの他に頼める人いないから…」ゆたか「さ,さわるよ」
あーあ,こんなやりとりもあと1回限りか…。ゴットゥーザ様の顔がロリ過ぎのようなw

夏みかん「でも,わかるなぁ。雨が降ると外に出たくなるの…。水の匂いと,緑の匂いと,土の匂い…。土手に寝転ぶと,このまま地球にとけていきそうで楽しかった…。でも,たまに死体に間違えられたり,そしてイヌにオシッコひっかけられたり…ウフ」
うーん,詩人だw