ほんたうにおまへはひとりでいかうとするか
わたくしにいつしよに行けとたのんでくれ(松の針)

オーガズムの不一致みたいだ。
銀河鉄道って集団自決列車なのか?
山口泉の本は半数以上読んでるが,宮澤賢治の本は小学生並にしか読んでない私。
希望や生の一回性や売春については相変わらず了解不能の部分があるが,共感した部分を引用しとく。
「ファンタジーの世界は,うとましい血縁共同体のファシズム。その内実は市民革命以前のそれである。傲岸不遜な特権性と雑駁な差別性の上にあぐらをかいた,旧態依然たる愚にもつかない想像力など,その根源まで枯渇し続ければいい。」
「直接間接に,既存の制度や秩序への無条件の迎合かつ全面的な追認となってしまう宮澤賢治の卑しく不潔な『自己犠牲』のプロパガンダ」
「自らを篩い分けの仕切り柵として,自らより弱い人々をガス室へと送り込むのが『雨ニモマケズ』の『デクノボー』の論理であり,『グスコーブドリ』の『私のやうなもの』の論理なのだ」
「”死後の世界”があつかどうか。もしあるとしても,それは死んでから初めて分かることだ。だから人は,生きているあいだに『死後』などを考えるべきではないし,また本来,そんなことができもしない」「信仰とは自己放棄である。自身の手で培うべき『希望』を捨て去ることだ。だから,すべての信仰は猥褻で,死臭に満ち,不潔である」